「化粧品開発ってどんな仕事なんだろう?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。
この記事では、私が化粧品開発者として働くなかで「この仕事楽しいな」と感じた瞬間について
お話したいと思います。
この記事は、就活中の学生さんや、化粧品業界への転職を考えている方に向けて書いてみました。
正解がないからこその面白さ
開発は、商品を企画する部署からコンセプトを提示されるところからスタートします。
コンセプトを見ながら「お客様にどんな価値を提案したいのか」企画チームと一緒に話し合いをします。
そしてコンセプトに合わせて、どんな成分を使っていくのか、試作しながら考えていきます。
例えば「しっとりとした感触」というキーワードについて、実現できそうな成分を選び、
配合量に対して感触がどんなふうに感じられるのか、実際に使ってみて調整しながら試作を重ねていきます。
新しい成分を試すとき、どんな仕上がりになるのだろうとワクワクしたり
使い慣れた成分でも、組み合わせによって予想外の感触になったり
何年続けていても、新しい発見があり楽しい日々でした。
思いつきで試作をするときもあれば、何日も構想を練るときもありました。
正解がないからこそ、試して、比べて、工夫する。
その繰り返しが面白くて、夢中になって作っていました。
思い描いたものが形になる楽しさ
試作品を何度も修正しながらやっと納得のいく仕上がりになったとき。
それが社内の会議で「いいね」と言ってもらえたときの達成感。
実際に工場で作られていく工程を見ているとき、「本当に商品になるんだ!」という実感がじわじわ湧いてきます。
それが店頭に並び、誰かが手に取ってくれる瞬間を想像すると、ものづくりってやっぱり楽しいなと思います。
まとめ
化粧品開発をしてきて楽しいなと感じた瞬間について記事を書いてみました。
化粧品の世界は正解がないので、悩むこともありますが、そこが面白いと思う瞬間は何度もありました。
たくさんの人達と関わりながら商品を作り上げていく、その過程はものづくりが好きな人にとっては
ワクワクすることだと思います。
少しでもこの仕事の楽しさが伝わっていたらうれしいです。