「人間関係に疲れて、仕事に行くのがつらい」
「帰宅しても、職場でのやり取りが頭から離れない」
そんな気持ちを抱えて日々を過ごしていませんか?
私も職場の人間関係に振り回され、心身ともに消耗していた時期がありました。
そこで役立ったのが、自分と他者の境界線を意識するという考え方です。
この記事では、職場の人間関係に疲れたときに実践できる境界線の引き方をご紹介します。
「自分を守る視点」を持つことで、余計な疲れを減らし少しずつ心を軽くできるはずです。
他人を変えようとして苦しかった過去
私はかつて、「どうにか相手を変えなければ」と必死になっていたことがあります。
注意しても改善されない行動を見てはイライラし、不満や愚痴を同僚に話すばかり。
気づけば、環境を良くする行動はせずに評論家のように批評ばかりしていました。
頭では「他人は変えられない」と分かっていたのに、心では受け入れられずつらさが募っていくばかりでした。
気づいたこと:境界線を意識する
転機になったのは、YouTubeを視聴しているときに流れてきた言葉でした。
自分の行動に対して、相手に行動を要求することは自分の境界線をこえている
自分の境界線を引けない人は他人の問題を自分の問題にしている
不思議とすっと、こころの中に言葉が入ってきました。
相手をいくら説得しても、行動するかどうかは相手次第なのです。
まずは自分と他者の境界線を知ることが自分のこころを守る第一歩でした。
自分の時間を自分のために使う
境界線を意識するようになってからは、
- 「他者を変えようとすること」にエネルギーを使う
- 他者に対して期待を手放す
ということをやめました。
ですが、すぐに出来たわけではありません。
会話の中で「あっ今のこの発言は境界線をこえていたかも」といった出来事は何度もあります。
そうした失敗を繰り返す中で少しづつ自分の境界線を引くことができるようになってきます。
部下へのアドバイスやトラブルがあった時の対応も境界線を意識することで見直す事ができます。
そうすることで、自分のために使える時間も増えていきます。

自分のことに集中していると、人間関係に振り回される感覚が減ってきました。
まとめ
職場の人間関係でつらいと感じたときに意識したいのは「境界線を引くこと」です。
具体的に意識したことはこちらの3つです。
- 他者を変えようとしない
- 期待を手放す
- 自分の時間を大切にする
他者はコントロールできませんが、自分の過ごし方は選べます。
まずは「今日は定時で帰る」「10分だけ趣味の時間を取る」など、小さな行動からで大丈夫。
境界線を意識するだけでも、仕事での人間関係に振り回されるつらさは少しずつ軽くなっていきます。
自分を見つめ直す方法としておすすめなのがジャーナリングです。
気持ちを紙に書き出すことで、心が整理されて「自分のために時間を使う」きっかけになります。

