高専で辛かったことといえば、やっぱりレポート地獄
書いても書いても次の課題が待っていて、毎日のように調べ物、実験の予習、レポートを書くといったことに追われていた記憶があります──。
そんな日々に「つらい」「もう書けない・・・」と思ったことはありませんか?
でも、社会に出てから思ったのです。
「あの経験、実はすごい武器になっていたのかもしれない」と。
高専のレポートはとにかく多かった
高専といえば、レポートの多さは有名ですよね。
学年が上がるごとに増えていく課題の数、一週間の間に複数のレポート提出が求められる日々。
学生の頃はとにかく必死でした。先輩のレポートを見て、参考にさせてもらったことは何度もありました。
もちろん丸写しはできません。
なんとか頭を捻って、自分なりの考察を書いたり、言い回しを変えてみたり、その場しのぎでなんとか乗り越えていました。
ですがそんなレポート地獄を乗り越えることで、卒業する頃には文章を書く技術が身についていたのでした。
レポート地獄で得られたスキル
就職した頃は、書くことが得意だとは思ってませんでした。
自主的に書いていたわけではなく、レポートを書いているのが日常だっただけです。
ただ、書き続けることで自然と身についたスキルがあります。それはこちらの3つです。
- 必要な情報を集める力
- 物事を順序立てて書く力
- 決められた期限を守る力
こうした力は、実は社会に出てからとても役に立ちました。
社会人になって気付いた”ありがたみ”
会社に入って驚いたのは、「レポートを書けない人」「期限通りに出せない人」が意外と多いことです。
週報や報告書といった業務文書を書く場面で、「何を書けばいいかわからない」とぼやく同僚もいました。
その時になって、あのレポートを書いていた日々はムダではなかったと思うことが出来ました。
時間をかけて素晴らしい文章を書いたとしても、提出期日を守らなかったら評価は下がります。
もちろん場合によっては精度の高いものを求められることがありますが、そういう時ほど早めに書いて上司や先輩に見てもらえば良いのです。
文章を書くことや、期日を守ること。学生のときは大変でしたが苦労した分、社会人になってからは楽でした。
まとめ レポートに苦しんでいる高専生へ
もし今、高専でレポート課題に苦しんでいる人がいたら、ぜひ伝えたいことがあります。
それは、あなたは今とても価値あるスキルを身につけている最中だということ。
- 必要な情報を集める力
- 物事を順序立てて書く力
- 決められた期限を守る力
社会に出てから、これらがどれほど大切かを痛感します。
そして、何よりも「やり切った経験」は、自信になります。
いつか、「あの時つらかったけど、やっておいてよかったな」と思える日が、きっときますよ。
高専の課題は本当に大変ですが、その経験は確実に未来につながっています。
今のあなたに、少しでも希望と励ましが届きますように。